ギャンブルののめり込みを防ぐには|セルフチェックと相談窓口
ブックメーカーは還元率が高いほうのギャンブルですが、それでも100%は超えません。続ければ平均では減っていきますし、金額や時間の感覚がずれてくると生活のほうが壊れます。
のめり込みは意志の強さの問題ではありません。仕組みで止めるのがいちばん確実です。
このページでは、自分の状態を確かめる方法、ブックメーカー側にある制限機能、そして日本国内の相談窓口をまとめます。
まず自分の状態を確かめる
ギャンブル依存のスクリーニングテストに「LOST」があります。日本で開発された4問のテストで、東京都の依存症ポータルサイトでも公開されています。
2つ以上当てはまると、ギャンブル依存の可能性があります。
「勝っている・負けている」は判定に入りません。お金の増減ではなく、自分で止められるかどうかを見るテストです。
- 決めた予算を超えて賭けたことがある
- 負けを取り返そうと、その日のうちに追加で賭けた
- 家族や職場に隠している
- 仕事や家事の最中もオッズを見ている
- 生活費や借りたお金に手をつけた
ひとつでも心当たりがあるなら、いったん距離を置いてください。いちばん危ないのは「取り返せる」と思っている状態です。
ブックメーカー側にある制限機能を使う
多くのブックメーカーには、自分で自分を止めるための設定があります。名前は各社で違いますが、だいたい次の4つです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 入金制限 | 1日・1週間・1か月あたりの入金の上限を決めます。最初に設定しておくのがいちばん効きます |
| 損失制限 | 一定期間の負け額に上限を決めます |
| タイムアウト | 24時間〜30日など、決めた期間ログインできなくします。頭を冷やすための機能です |
| 自己排除 | 6か月〜永久など、長期または無期限でアカウントを止めます |
- 制限を緩めるときは待機期間があります。逆に、きつくするのはすぐ反映されます。だから先にきつめに設定しておくのが正解です
- 自己排除の前に残高を出金してください。アカウントが止まると入出金もできなくなります
- 1社で止めても、別の会社で続けられてしまいます。ここがブックメーカーの弱点です。使っているところ全部で設定してください
お金の側で止める
サイトの設定だけでは足りないことがあります。入金できない状態を作るほうが確実です。
- ギャンブル用の資金を分ける。生活費の口座とは別にして、そこにある分だけにします
- クレジットカードを使わない。当サイトがカード入金を案内していないのは、手数料の問題に加えて借りたお金で賭けることになるからです
- 入金の手間をあえて残す。ワンクリックで入金できる状態は危険です
- 記録をつける。入金額と出金額を書き出すと、実際の収支が分かります。記憶の中の収支は必ず甘くなります
日本の相談窓口
ギャンブル依存は、本人だけで抜け出すのが難しい問題です。相談は無料で、家族からでもできます。
| 窓口 | 内容 |
|---|---|
| 精神保健福祉センター | 各都道府県・政令指定都市に設置されている公的な相談窓口です。まずここに電話するのが基本です。全国一覧はこちら |
| 依存症対策全国センター | 相談拠点や専門医療機関を地図から探せます。相談拠点・医療機関マップ |
| 厚生労働省 依存症対策 | 制度と支援の全体像がまとまっています。依存症対策ポータルサイト |
| GA(ギャンブラーズ・アノニマス) | 当事者の自助グループです。全国でミーティングが開かれています。GA日本インフォメーションセンター |
| ギャマノン | 家族や友人のための自助グループです。ギャマノン日本サービスオフィス |
| 消費者ホットライン | 借金や契約の相談は局番なしの188へ。最寄りの消費生活センターにつながります |
公営競技やパチンコにもアクセス制限の仕組みがあります
ブックメーカーだけを止めても、ほかに流れてしまうことがあります。日本の公営競技やパチンコにも、本人や家族の申告で利用を止める制度があります。
- 中央競馬・地方競馬・競輪・ボートレース・オートレース……インターネット投票の会員向けに、本人申告または家族申告による利用停止の制度があります。各主催者の公式サイトから申請します
- パチンコ・パチスロ……自己申告プログラム・家族申告プログラムがあり、来店や遊技への声かけ・入店制限が行われます
周りの人ができること
- 借金の肩代わりをしない。いちばん大事な点です。肩代わりは問題を先送りし、結果として金額を大きくします
- 説教や監視では止まりません。本人の意志の問題ではなく、専門の支援が必要な状態です
- 家族だけで抱えない。ギャマノンや精神保健福祉センターは、家族からの相談を受け付けています
当サイトの考え方
当サイトはブックメーカーを紹介していますが、ギャンブルは増やすための手段ではありません。還元率の記事で計算したとおり、オッズには最初から運営の取り分が入っていて、平均すれば必ず減ります。
そのうえで、失っても生活に影響しない金額の範囲で、楽しむために使うものとして案内しています。次のどれかに当てはまるなら、いまは手を出さないでください。
- 負けを取り返すために賭けようとしている
- 生活費や借りたお金を使おうとしている
- 賭けていることを家族に言えない
- 20歳未満(多くのブックメーカーの利用規約でも禁止されています)
のめり込みに関するQ&A
精神保健福祉センターや保健所の相談は無料です。匿名でも受け付けています。自助グループのミーティングも参加費は不要です(献金は任意)。
できます。ギャマノンは家族と友人のための自助グループですし、精神保健福祉センターも家族からの相談を受け付けています。
アカウントが止まると入出金もできなくなるのが一般的です。設定する前に出金してください。手続きの方法は各社のサポートに確認を。
緩めるときは待機期間(数日〜)が設けられているのが普通です。きつくするのは即時なので、先に厳しめに設定しておくのが有効です。
ライセンスの条件として、入金制限や自己排除の機能を用意することが求められています。ただし1社で止めても他社で続けられてしまうので、公的な窓口と併用してください。
消費者ホットライン(局番なしの188)か、法テラスの無料相談が入口になります。依存の問題とは別に、借金の整理を専門家に相談してください。
まとめ
- LOSTの4問で2つ以上当てはまったら相談を。勝ち負けは判定に関係ない
- 入金制限は最初に設定する。きつくするのは即時、緩めるのは待機期間つき
- 1社で止めても足りない。使っているところ全部で設定する
- 相談は無料・匿名可。まずは都道府県の精神保健福祉センターへ
- 借金の肩代わりはしない。家族はギャマノンへ
賞金にかかる税金や、賭け方の基本は下の記事にまとめています。
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