ブックメーカーのユニットとは?1ユニットの決め方と記録のつけ方
ユニットは、賭け金を金額ではなく「資金の何分の1か」で数える単位です。
先に結論を書きます。ユニットは勝つための方法ではありません。自分の成績を正しく測るための物差しであり、同時に一度に資金をどれだけ危険にさらすかを決める仕組みです。
賭け金の増やし方・減らし方で期待値は1円も変わりません。変わるのは資金が尽きるまでの時間と、増減の激しさだけです。この記事ではそこを踏まえたうえで、1ユニットをいくらにすべきかを数字で示します。
ユニットとは、資金を分けた1単位のこと
手持ちの資金を何分割かして、その1つぶんを1ユニットと呼びます。以後、賭け金も成績もこの単位で数えます。
プロフィット(損益)は次のように計算します。
- 勝ち……ユニット数 ×(オッズ−1)
- 負け……ユニット数ぶんそのままマイナス
2ユニットをオッズ1.80に賭けて的中したなら、2 ×(1.80−1)=+1.6ユニットです。外れたら−2ユニット。
賭けた合計ユニット数に対してプロフィットが何%になったかがイールド(利益率)で、これが実力を表す数字になります。
なぜ金額ではなくユニットで数えるのか
理由は3つあります。
- 資金が違う人どうしを比べられる……資金100万円の人の「利益1万円」と、資金1万円の人の「利益1万円」はまったく意味が違います。ユニットで言えば前者は0.1ユニット、後者は10ユニットです
- 自分の調子を資金の増減と切り離して見られる……「今月は+12ユニット」のほうが、「今月は+3万円」より自分の実力を正しく表します
- 賭け金の決め方が機械的になる……そのときの気分で金額を変えるのを防げます
1ユニットをいくらにするか
ここがこの記事でいちばん大事なところです。
よく「資金の10%」と紹介されますが、これは多すぎます。連敗は必ず来るからです。
1ユニットを資金の10%にしていると、10連敗で資金は3分の1になります。1%なら9割が残ります。
連敗は珍しいことではありません。勝率50%で賭け続けた場合、200回のうちに8連敗が起きる確率は32%、500回なら10連敗が21.5%の確率で起きます。「たまたま運が悪かった」では済まない頻度です。
| 1ユニット | 5連敗 | 10連敗 | 20連敗 |
|---|---|---|---|
| 資金の10% | 59.0% | 34.9% | 12.2% |
| 資金の5% | 77.4% | 59.9% | 35.8% |
| 資金の2% | 90.4% | 81.7% | 66.8% |
| 資金の1% | 95.1% | 90.4% | 81.8% |
※ 残高に対する比率で賭け続けた場合に残る資金の割合です。
「資金の10%」という数字はどこから来たのか
この10%という数字には元ネタがあります。勝率55%・オッズ2.0という条件で、資金の増え方が最も速くなる比率(ケリー基準)がちょうど10%なのです。
ただし、この比率は自分にどれだけの優位性があるかで大きく変わります。
| オッズ2.0のときの勝率 | 最適な賭け金の割合 |
|---|---|
| 55% | 10% |
| 52% | 4% |
| 50% | 0%(賭けない) |
| 48% | マイナス(賭けない) |
オッズ2.0で勝率55%というのは、1回あたり10%も有利という意味です。実際のオッズには最初から運営の取り分(5%前後)が入っているので、この水準を維持できる人はまずいません。
優位性がないのに比率で賭けると、いちばん速く資金が減ります。「10%が最適」という数字だけを持ってくるのは危険です。
賭け金の増減では期待値は変わらない
マーチンゲール法、フィボナッチ法、定額法、そして資金の何%という比率の賭け方。どれも「ベッティングシステム」と呼ばれますが、期待値を変える効果はありません。
| 賭け方 | 中身と問題点 |
|---|---|
| 定額法 | 毎回同じ金額を賭けます。いちばん分かりやすく、記録も取りやすい方法です |
| 比率で賭ける | そのときの資金の一定割合を賭けます。勝てば賭け金が増え、負ければ減ります。優位性があるときだけ有効です |
| マーチンゲール法 | 負けるたびに賭け金を倍にします。「1回勝てば取り返せる」と紹介されますが、期待値は変わりません。資金の上限とベット上限に当たった時点で終わります |
| フィボナッチ法 | 1・1・2・3・5…と増やします。マーチンゲールより増え方が緩やかなだけで、性質は同じです |
| オールイン | 毎回全額を賭けます。繰り返せば必ず破産します |
「勝率55%のシミュレーション」を鵜呑みにしない
ベッティングシステムを比較したシミュレーションがよく紹介されます。多くは勝率55%・オッズ2.0で500回といった条件です。
この条件では、賭け続けるほど資金が増えるのは当たり前です。前提そのものが「必ず勝てる賭け」だからです。そこで「この方法は破産確率0%」と結論が出ても、現実には当てはまりません。
- 実際のオッズ2.0の分岐点は勝率50%。そこに運営の取り分が乗るので、長期で55%を保つのは非常に難しい
- 比率で賭けると理論上は残高がゼロにならないため「破産確率0%」と出ますが、実際には最低ベット額があるので賭けられなくなります
シミュレーションを見るときは、勝率とオッズの前提を先に確認してください。そこが現実的でなければ、結果は参考になりません。
ユニットの実際の使い方
- 1ユニットの金額を決める……資金の1〜2%。例:資金10万円なら1,000〜2,000円
- 1回のベットは1〜3ユニットまでと決める
- 毎回記録する……日付・試合・賭けの種類・オッズ・ユニット数・結果・プロフィット
- 50〜100ベットたまったらイールドを計算する……合計プロフィット ÷ 賭けた合計ユニット数
- 資金が大きく変わったら1ユニットを見直す……毎回変える必要はありません
記録をつけていないと、自分が勝っているのか負けているのかも分かりません。記憶の中の収支は必ず甘くなります。勝った試合は覚えていて、負けた試合は忘れるからです。
資金管理の前に決めておくこと
- 資金は失っても生活に影響しない金額にする。生活費や借りたお金は資金ではありません
- 資金の追加ルールを先に決める。負けたその日に足すのがいちばん危険です
- 入金制限を先に設定しておく。多くのブックメーカーに機能があります
試すときのブックメーカー
記録をつけながら試すなら、自分のお金を入れずに始められるところから使うのが安全です。
ボンズカジノ(Bons)
ボンズカジノは、登録もログインもせずにオッズと予想勝利金まで確認できます。賭けずに記録の練習をするところから始められます。
| 当サイト限定特典 | 入金不要ボーナス5,000円相当(登録時にボーナスコード「NCJ5000」を入力/賭け条件40倍・出金上限$120) |
|---|
エルドアカジノ(ELDOAH CASINO)
エルドアカジノは入金不要ボーナス5,000円の出金条件が1倍です。少額のユニットで試すのに向いています。
| 当サイト限定特典 | 入金不要ボーナス5,000円(登録時にコード「BMJ5000」を入力/出金条件1倍)。受け取るときにカジノ用・スポーツ用のどちらで使うかを選べます |
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ユニットに関するQ&A
1〜2%が目安です。10%は、勝率55%・オッズ2.0という強い優位性がある場合の数字で、一般には大きすぎます。
増やしても構いませんが、毎回変える必要はありません。資金が2〜3割動いたら見直す、くらいで十分です。
2〜3ユニットまでにしてください。「自信がある」という感覚は、あとから振り返ると当たっていないことがほとんどです。
プラスなら十分です。ただし100ベットくらい貯めないと判断できません。短期のイールドは運の影響が大きすぎます。
期待値は変わりません。負けを先送りしているだけで、資金の上限かベットの上限に当たった時点で大きく損をします。
勝てません。資金管理は、勝てる人が破産しないための仕組みです。予想の精度が足りなければ、どんな賭け方でも減ります。
まとめ
- ユニットは成績を測る物差しであり、勝つための方法ではない
- プロフィット = 勝ち ユニット数 ×(オッズ−1)/負け −ユニット数
- 1ユニットは資金の1〜2%。10%だと10連敗で資金が3分の1になる
- 賭け金の増減で期待値は変わらない。変わるのは資金が尽きるまでの時間だけ
- 「勝率55%・オッズ2.0」のシミュレーションは前提が現実的ではない
期待値の考え方は下の記事にまとめています。
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